2011年07月14日

第12回…ジュディソング


前回、前々回と、菊花賞あたりまで楽しめる3歳馬を取り上げたけど、今回はまだデビューしてない、今週デビュー予定の2歳馬を取り上げようと思う。

ついに未出走馬にも手を出してみた。まだデビューしてない分走るかは知らんけど、どんな感じの馬になるのかを考えてみたい。


ジュディソング(父ダイワメジャー、母ジェネラスオプション、母父カドージェネルー、母母父プリンスサーボ)


宮厩舎の2歳の女の子。生産がダーレージャパン。

父は新種牡馬ダイワメジャー。ダイワメジャーは母父次第で距離をこなす血統構成だけど、この馬は母父がジュライカップを勝ったカドージェネルー。牝馬だし、短距離馬になるでしょうね。

カドージェネルーは2歳戦から走る産駒をよく出す。父もダイワメジャーだし、初戦から積極的に狙っていきたい血統。


母ジェネラスオプションは、半兄にG1フォレ賞やサセックスステークスを制して、マイルチャンピオンシップにも出走した、父ポリッシュプレゼデントのコートマスターピース。半姉にザフォニック産駒のメイビーフォーエヴァー。その仔に、先日中山新馬芝1200を快勝した、エクセルシオール(父エクシードアンドエクセル)がいる。


ジェネラルオプション、コートマスターピース、メイビーフォーエヴァー。みんなその父がマイラー。やや晩成の気がするポリッシュプレゼデントを父に持つコートマスターピースはやや完成が遅かったけど、ジェネラスオプションとメイビーフォーエヴァーは父が早熟のマイラー。タイプとしては似ている。

そこにノーザンダンサーの血が入った仕上がりの早いタイプの種牡馬を付けた、ということで、エクセルシオールとジュディソングはタイプ的には似ている。

ただ、ジュディオングにはサンデーの血が入ってるし、牝馬。ダンジグ系エクシードアンドエクセルの牡馬であるエクセルシオールよりは距離が持つはず。ジュディソングは、マイルまでっていうイメージ。


ジュディソングの血統表でもう一つ目につくのが、母ジェネラスオプションがYoung Generationの2×3という変わったクロスを持つというところ。

Young Generationは1.5流のマイラーといった感じの成績だけど、2歳G1であるミドルパークステークスで2着になってる。もはや化石と化した、今や珍しいハイペリオン直系の馬。そのクロスなんだから、これヨーロッパでもこんな馬いないはず。しかも2×3。相当厳しいクロスになってる。


ジュディソングの母系を見てみると、テューダーミンストレル、フェアウェイ、ファロス、ハンプトン、セントサイモン…大昔にヨーロッパで繁栄し、衰退した馬がザックザク。古き良きヨーロッパ血統ってやつね。こりゃ博物館に飾りたくなる血統表だな。セントサイモン4本、ハンプトン3本とか、今まで残ったのが不思議なくらいの系統。


そんなヨーロッパで紡がれた血統なのに異系と呼べる母系に、ハイペリオン直系という今や絶滅危惧種の種馬付けて誕生したのが、ジュディソングの母であるジェネラスオプション。


そのジェネラスオプションに、現代の主流血脈であるサンデー系とノーザンダンサー系を注入して誕生したのが、ジュディソング。

異系に主流血統を注入して活躍する、というパターンはドイツ血統の活躍を見れば分かる。スピード、スタミナ共に一段階レベルが上がる配合の可能性がある。


結論。一族みんな2歳時から走った短距離馬かマイラー。仕上がりの早い、コースを問わない1200から1600までが守備範囲。パワーも十分ある配合のため、急坂、道悪もいかにも良さそう。絶滅寸前の異系ぎっしり詰め込んだ母系に、サンデー×ノーザンダンサー系のダイワメジャーを注入した分、ある程度の爆発力を備えている可能性がある。とはいっても活力に欠ける点がある為、良くてG3あたりで一勝負ってところか。斬れる脚は欠く為、前前で押し切るのがベストのはず。Young Generationのクロスがどう出るか…といった感じでしょうかね。



また長く書いてしまった…まだデビューしてないわけで、デビュー戦で走らなくても悪しからず。


次回、第13回は…たまにはある程度名のある馬を取り上げようかな。次回は先日ラジオNIKKEI賞勝ったフレールジャックでいってみよう。
posted by ふみお。 at 05:48| Comment(0) | サ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月12日

第10回…シルクレイノルズ


第10回、やっと二桁まできましたね。500万条件馬からクリーンまで、地味な馬を狙って取り上げたつもりです。

今回10回目も先週未勝利を突破したばかりのシルクレイノルズ。そんな感じでのんびりこれからも続けたいもんですね。



シルクレイノルズ(父スペシャルウィーク、母ウイングオブラック、母父ブライアンズタイム、母母父インザウイングス)

先週未勝利を勝ったけど、勝った臨戦過程がいかにもこの血統らしいということで取り上げたい。

この馬のデビューから3戦の成績と位置取りを書くと、


4月26日新潟芝2000…10着 14⇒14⇒12⇒14 
5月8日東京芝1800…2着 5⇒3⇒3
7月3日中山芝2000…1着 1⇒1⇒1⇒1


この並びがポイント。つまり、叩いて着順が上昇し、距離延長で頭に来ているという点。


父スペシャルウィークということで斬れるというか、持続力のある脚。デビュー戦はついていけなかったけど、2戦目からは前前で競馬して結果を出してる。

母父がブライアンズタイムということで、叩けば叩くほど上昇していくタイプ。距離延長で上昇するのがブライアンズタイムの特色。それは菊花賞のビートブラックに通じる。

母母父インザウイングスということもあり、このシルクレイノルズのタイプは、小回りで淀みない流れをスタミナを生かして前前で押し切る、そんな感じでしょう。


そしてここで注目したいのが、シルクレイノルズが意外と良血だということ。

母母がバブルウイングス。ショウナンパントルのお母さんですね。つまりシルクレイノルズはショウナンパントルの甥っ子。

母母母はバブルプロスペクター。マニックサンデー、ザッツザプレンティのお母さん。つまり母マニックサンデーのエポワスとは親戚にあたる。ハブルバブルも遠縁にあたる。

母母母母はバブルカンパニー。天皇賞馬バブルガムフェローと、インヴァソールを出した種牡馬キャンディストライプス兄弟の母。


バブルカンパニー一族は切れ味というよりも持続力で勝負する一族。東京の2000m重賞のように、持続力が生きるコースで強い。それはバブルガムフェローやマニックサンデーが典型例。バブルカンパニーの父がリファールということもあり、先行してこそ良さが出る。それはレイノルズのここ最近の戦績に出てる。

エポワスの場合父ファルブラヴの影響が出ているように、この母系は父の影響を受けやすい。ファルブラヴだったらマイラー、サンデーサイレンスなら中距離型、ダンスインザダークならザッツのようなステイヤー。

バブルカンパニー一族に、父サンデーで母父ニジンスキー系の種馬をつけた、という点で、ザッツザプレンティとシルクレイノルズは血統構成がよく似ていると言える。


いやいや、ダンスじゃねぇ分菊花賞じゃ足りねえべ…

って話にはなると思う。


ただ、シルクレイノルズにはザッツザプレンティにはない血を持ってる。

それが、母父のブライアンズタイム。

ザッツがダンスの重さを母父ミスワキで中和したタイプだったのに対し、レイノルズはインザウイングスにブライアンズタイムを重ねて、そこにダンスよりは少し軽いスペシャルを付けた。


インザウイングスはサドラー直仔。日本で成功しない重いタイプ。ちょっと軽さがない分G1では足りないかもしれない。

ただ、母父ブライアンズタイムで距離延長への対応力が増した。しかもブライアンズタイムは母父グロースタークでリボーを持ってる。大レース向きの爆発力がある。

まあリボーを入れたことでより重厚な血になってるけど、スピードに対応できない代わりに、スイッチが入ったらポンポン出世が可能。

ただ、条件戦で緩いペースになると、先行しても斬れ負けて2、3着が多くなりそう。得意な条件は淀みないペースで流れる小回りの2000から2600が良さそう。相当なステイヤーになる可能性も捨てきれない。


結論。得意条件は小回り。東京では2着以下掲示板上が多そう。前に行ってこそのタイプ。距離延長のほうがいい。スタミナが豊富過ぎて条件戦では勝ち切れないこともある。中山2200は相当できそう。菊花賞に間に合えば楽しみはあるが、天皇賞ではさすがに斬れ味が足りない。どちらかというとステイヤーズステークス、日経賞向き。本格化は来年。


可能性のある500万条件馬だと思う。これからも追いかけて損はない。


さて、第11回は、先週京都で500万条件を勝ったオーシャンブルー。よく分かるドイツ血統で獲れる馬券ということで取り上げてみたい。取り上げる馬、500万とか1000万の馬ばっかだな…
posted by ふみお。 at 03:11| Comment(2) | サ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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